STEM付近の、側面から見たR止まりの形状は、垂直型船首や傾斜型船首の場合はSTEM CENTER LINEに沿った形状になり(図6.10)、球状型船首(バルバス・バウ)ではその膨れ具合、すなわちSTEM BOX LINEの幅に左右される。極端にバルバスの大きい船型では、(図6.11)のように側面形状がかなり複雑になり、付近の外板展開、曲げ加工に影響してくる。理想的なのは、このR止まりがSTEM外板内に収まり、SIDE外板に影響しないことである。いずれにせよこの付近のR止まりは、後工程のことを考慮しながら決める。